猫背で胸を張るのはNG!?その理由を解説!
こんにちは!
姿勢矯正エクササイズをベースに“常に最良の状態であり続ける毎日”を提供している腰痛改善トレーナーの神田です。
肩こりもあるし、猫背を気にして、「肩甲骨を寄せて、胸を張る意識をしています!」なんて言う方、いらっしゃいませんか?
それ、
逆に姿勢を悪くして、肩こりや頭痛を余計に招いているかもしれません!
ということで、今回は猫背改善になぜ胸を張ってはいけないのか、お伝えします。
猫背とはどんな姿勢?
そもそも猫背とはどんな姿勢のことを指すのでしょうか。
簡単に言えば、背中が丸くなった姿勢ですよね。
しかし、みなさんが言う猫背にはイラストのように、色々なタイプの猫背があります。
骨盤が前や後ろに傾いていたり、頭が前に出ているだけだったり。
実際に、猫背のご相談を受けて姿勢を検査してみると、色々なタイプが見受けられます。
つまり、猫背とはただ背中が丸いだけではなく、人それぞれに猫背の歪みがあるということです。
胸を張るということ
人それぞれの歪みがあるのに、胸を張って姿勢を作ろうとすると、3つのことが体に起きてしまいます。
①無駄な筋肉が緊張してしまう
胸を張った姿勢を維持するということは、肩甲骨の間の筋肉を使い続けなければいけません。すると肩甲骨周りの筋肉にアンバランスが生じて、無駄に筋肉が硬くなってしまうのです。これでは肩こりや頭痛を引き起こす可能性も大!
②肋骨が引き挙がり横隔膜が緊張する
胸を張ってみると分かりますが、肋骨が上に引き挙がり、息を吸っている状態と同じ姿勢ですので、これでは横隔膜が緊張してしまいます。
横隔膜は股関節の筋肉と連動しているので、股関節の動きも悪くなったり、腰痛を引き起こしたりする可能性が高くなります!
③呼吸が浅くなり疲れが溜まる
呼吸は、体が風船のように膨らんでいくイメージです。
胸を張る姿勢では、前方と上方に体は膨らみますが、背中側や下方には膨らめません。
これでは、呼吸が浅くなり、自律神経が乱れて、痛みや疲労を感じやすくなってしまいます。
猫背を防ぐ姿勢の注意ポイントは?
では、胸を張る方法以外で、猫背を防ぐ姿勢の意識とは、どんな方法があるのかをご紹介します。
私がオススメしているのは、以下の2つです。
・肋骨の下側と、骨盤の上側が平行になるようなイメージ
または
・おへその奥、胸の奥、おでこの奥にあるボールを、骨盤の上のバランスよくまっすぐ乗せるイメージ。(骨盤が傾いてこぼれないように)
です。
下のイラストに書きました。
分かるかな・・・笑
実際に試してみてください。
どこかの筋肉が張ったり、背中が辛いということは起きないはずです。
「こんなもんでいいの?」と思うかもしれませんが、人の姿勢が良い状態というのは、無駄な緊張がなく、適度な緊張で維持できていることが大切です。
ですので、いい意味で力が抜けているくらいがちょうど良かったりします。
まとめ
猫背だからといって、胸を貼り続けた姿勢は痛みや不調を悪化する可能性があります。
猫背は色々なタイプがあるので、専門家にみてもらうか、無駄な緊張のない姿勢をイメージして普段から意識するように心がけましょう!
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